霊能者として活動していなくても、視えるだけの人、聴こえるだけの人はいます。
私は感覚的にわかるだけですが、恐らくこれはエンパス体質に由来しているのでは?と考えています。
視覚や聴覚を介さずとも、氣(エネルギー)で解るので、表現を変えれば、ただわかる人、と言えるのかもしれません。
エンパス体質からすれば、相対した相手の本質的な部分は、特段知ろうとしなくても、概ねわかります。
(勝手に私の中に情報が入ってくる感じで、読み取ろうと意識している訳ではありません)
ずっとこの体質で生きてきた為、若い頃は皆そのようなものだと考えていました。
そのため、隠したって、嘘ついたって、相手にバレているのに何でそんな誤魔化すようなことをするのだろう?とかなり本気で思っていました。
社会人として生きていく中で、少しずつ、他人はどうやら、他者のことがわからないものらしい…ということを理解していきました。
以前、私自身の氣力を強化するために、通っていた教室で開催されたイベントに参加したことがあります。
その教室は氣を扱う為、当然、参加者の皆さんも日ごろから氣を扱うのに慣れた方々です。
参加者同士で互いに氣を流し合い、それを読み合うのですが、参加された方々が思いのほか相手のことがわからなくて大変驚かされました。
慣れている人ですら、これだけ判り辛いのに、一般の方々は全然わからなくて当然なんだ!と結構、新鮮に驚きました。
今、エンパス=HSPは繊細過ぎるということでネガティブなイメージを持たれているように感じています。
でもそれは、そういう体質を持て余しているだけです。
視えるだけで対処法を持たない人からすれば、オバケが視えたって憑かれるだけで良いことは一つもありません。
憑かれたくなけば、憑かれない為の対処法を、憑かれた際は外すための対処法を身に付ければ良いだけです。
エンパスも同様で、体質に合った対処法を身に付ければ良いだけで、自身の特質は短所にも長所にもなり得るものです。