コロナ禍で働く 3

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心理的報酬につながる褒め方と叱り方をするには、相手をきちんと見て適切な評価をすることが必要だと言いました。
これは家庭でも、職場でも同様です。

そして前々回前回と読んできて、自分の周囲に心理的報酬につながるような褒め方や叱り方をしてくれる人は誰もいない、と思った方は、自分でSOC(首尾一貫感覚)を育ててみようと考えて下さい。

小さいことでも出来たことを褒めて、心理的報酬を自身に与えつつ、失敗した時は同じことを繰り返さないための気付きに生かしていくことで、SOCは醸成されていきます。

失敗したときにやってはいけないのは、自分を責める言葉をかけることです。
他人から責められたとしても、自分だけは自分を責めてはいけません。

たとえ失敗したとしても、好んで失敗した訳ではないでしょう。
出来なかったのであれば、どうすれば出来るようになるのか、知恵を絞れば良いだけです。
絞りだせる知恵がないのであれば、知識不足なので勉強しましょう。

一人で考えても堂々巡りになるようなら、誰かに話して意見を聞きましょう。

SOCに限らず、仕事等の質量負荷が多過ぎて心身共に疲弊しきってしまった人は、どうか無理をしないで、周囲に助けを求めて下さい。

周囲に助けを求めるのは弱い人間がすることと思われがちですが、本当に弱いのは人に言えずに自分一人で抱え込んでしまう人です。

産業保健分野の研究で、「ストレス反応の出現に最も寄与する因子は何か?」というのを調べた研究があり、それによると、「達成感や時間的な業務裁量権を与えた方が、仕事の量や質を軽減するよりも3倍のストレス緩和効果がある」ということがわかっています。

現在は、慢性的に人手不足の職場が多く、人員増がそう簡単にはできません。
そのような職場を管理監督する立場の方は、部下や社員たちが、達成感と裁量度を感じられるようなフォローを適宜入れることができれば、高ストレス職場とならずに済む可能性があります。

たとえ個人の立場でも、スモールステップを踏む等、自分なりに達成感を得る工夫をしていくことは可能です。

自分なりに働きやすくする視点の一つとして、SOCも参考にして下さい。

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