不完全の中の完全性

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棋士の加藤一二三氏は、自身の前歯がないことについて、治療すると頭の働きが鈍るから(将棋の対局に影響するので歯の治療をしない)、と話しています。
(ちなみにこの逸話は娘さんによると、歯医者に行くのが怖いから、ということになっています)

加藤一二三氏が歯の治療を止めたきっかけとして挙げているのが、とあるバイオリニストが義歯を入れたら演奏が出来なくなったので、取り除いてもらった、という話です。
このバイオリニストが何方かはわかりませんが、楽器演奏者が義歯のせいで演奏ができなくなることは、実際ままあることのようです。

私がお世話になったケプリさんという霊能者の方も前歯が欠けていますが、加藤一二三氏と同じような理由で義歯を入れていません。
過去に義歯を入れたところ、霊能力が落ちたか、使い辛くなったそうです。

似たような感じで前歯を治療していない霊能者をもう一人、私は知っており、案外、霊能者あるあるなのかな?とも感じています。

一般的に、欠けた部分とか、不足した部分、というのは良くないこととして扱われています。
しかし果たしてそれは真実でしょうか?

完成された美しさ、というのは確かにあります。
その一方で、不完全であるが故に想像力を掻き立てられる美しさもあり、その筆頭と言えるのがミロのヴィーナス(の両腕)ではないでしょうか。
千利休も「不完全の美」という言葉を残しています。

私は100点満点を取ろうとするのを否定するつもりはありません。
しかし満点でなくても、及第点がその人の能力を最も発揮させている可能性があると考えています。
そしてそれは他人にわかるものではなく、本人にしかわからないものです。

私はナチュラルクリニック代々木のPRA毛髪検査を受け、マイナスをゼロに近付けるべく、様々なサプリメントを摂取してきました。
その結果、得たものもあれば、失ったものもあると認識しています。

当初は両者を両立させようと努力しましたが、どうもそれは難しいようだ、ということをここ最近、感じ始めていました。
失ったものを取り戻すには、摂取してきたサプリメントを止める必要があります。
結論として、私はサプリメントを止めることにしました。

恐らく今後、止めた影響がそれなりに出て来ることが予想されます。
その影響に怯えるよりも、適応していけば良い、と私は考えています。
そもそもサプリメント服用を始める以前に戻るだけのことですし。

先日、受診した際はゼロを目指すように言われ、確かにそれで健康と呼べる状態になるでしょうが、それが果たして本当に私自身の為になるのか、今は疑問を感じています。

治療的見地からは不完全な状態になるのかもしれませんが、私にとっては能力として使える技術の方が大事です。
ベストではないかもしれないけれど、私にとってちょうど良い状態であることの方が大切だと気付いた出来事でした。

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